トンボの付け方

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イラストレーターでトンボをつける場合に皆さんはどういうふうに設定しているのでしょうか?
トンボの作成を選んで作っている場合はスミ1色だけなら良いけど2色以上になる場合は、これは使ってはいけません!

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1.トンボをつける前に注意すること
トンボというのは自分が作成する書類の仕上りのサイズを表現するためにつけるもので印刷する上では無くてはならないものです。
ここで注意して欲しいことは書類設定や用紙設定で指定したサイズはトンボをつけるための対象としてのサイズではないことを理解してください。書類設定や用紙設定で指定したものはあくまでも、それぞれの対象となる範囲であるという設定をしたに過ぎません。
トンボをつけるための対象というのはBOX枠や文字列を選んだ際の一番外側の端の部分が対象だということを覚えていてください。
ですからA4のファイルを作成したかったら書類設定や用紙設定でA4を設定したから大丈夫なんていう勘違いをしている人が多数います。これは先程も言いましたが作業範囲や出力対象の範囲の設定をしただけなのです。
A4のファイルを作成したければちゃんとA4のサイズのBOX枠を作成する必要があります。用紙設定でA4を指定したさいに表示されている外側の枠がA4用紙のサイズと同じですからそこに重なるBOX枠を作る必要があります。
ちなみに内側に出来る枠線は印刷可能範囲と呼ばれる枠でその内側に入っているものが自分が使っているプリンターで出力できる範囲になりますので注意してください。つまりトンボ付きの出力をするには1ランク上の用紙で出力できることが必要ということになります。

←用紙設定の表示
左図は用紙設定をすると表示される枠ですが緑の色をつけた範囲が印刷不可能領域となります。その内側にある白い部分に配置されたものが出力の対象となるということなんです。これは機種によりその範囲はかわりますので全てが必ずこの範囲になるとは限りません。

*** 豆 知 識 ***
ちなみに上下の余白部分のサイズが違いますが、これは広い方の部分をプリンター等出力機が用紙をくわえて紙を引きだすために使用される領域でクワエと呼ばれています。

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2.トンボの作成とトリムマーク
イラストレーターに慣れていない人はトンボを付けるには大概トンボの作成という表示を見つけてそれを選ぶというふうにしている人が多いと思いますがこれはモノクロ1色の場合以外は使えません。(下図左側参照)
また一度作成したら解除を選ばないかぎりロックされるので移動もできませんし、作成したデータが何かの拍子に位置がズレた場合にはトンボはズレないので位置ズレを起こして出力することになり好ましくありません。
そこで通常はトリムマークという設定でトンボをつけます。(下図右側参照)

トンボの作成

トリムマークの作成

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3.同じものに付けたトンボでもサイズが違う?
BOX枠や罫線が端にあるものにトリムマークの作成をする場合には線の塗り設定をなしに設定した状態でトリムマークを作ってください。
線の塗り設定が入っていて線幅が指定されていると線幅分だけ枠が大きいものと判断され実際より大きなサイズのトンボになってしまいますので注意が必要です。
例えば0.3Pの線幅を付けたものにトンボを付けた場合仕上りサイズでは0.3P(0.106mm)分大きなサイズになってしまいます。この程度の線であれば目くじらを立てる程の差はないんですけどね。
しかし線幅を10Pとかにしていると3.528mmと無視できないサイズの違いが生じてしまいますので、ここはやはり線の塗りの設定をなしに指定するクセをつけておくべきでしょう。
 

 

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